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~Alternative Internships限定開催~
NRI特別招待セミナー
イベントレポート1
2021年6月25日
5/19、21日にAlternative Internships限定で、NRI特別招待セミナーを開催いたしました。
本セミナーでは、特に優秀な学生を対象にNRI社の方がご自身のキャリア論
「コンサルの仕事のリアル」「NRIのリアル」をお伝え頂きました。
本セミナーは以下の構成となっています。
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オープニングセッション
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コンサルタントとしてのキャリア開発セッション
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社員のキャリア紹介セッション
Speakers
株式会社野村総合研究所(NRI)
経営戦略コンサルティング部門
山中 幸輝
2009年入社。入社13年目。入社からの4年間で企業再生の計画・実行支援系プロジェクト、その後7年間は企業の人事制度改革のコンサルティングに従事。その後コンサルティング部門の採用担当に就任し、過去のプロジェクト経験を生かし採用に従事。
株式会社野村総合研究所(NRI)
経営戦略コンサルティング部門
佐藤 真理子
2015年入社。全社・事業・グループ経営戦略からマーケティング戦略まで幅広く経験したのち、伴走型実行支援のプロジェクトを軸に活躍。近年はDX領域のプロジェクトにも参画。共同著書に「ニューノーマルカンパニー ~変革永続力の経営~」など。
株式会社野村総合研究所(NRI)
経営戦略コンサルティング部門
駒村 和彦
2007年入社。レアメタル領域を軸として若手からプロジェクトマネジメントを経験し、その後ジョージタウン大学にMBA留学。帰国後はイノベーション・スタートアップ支援のグループを自ら立ち上げ、政府のガイドライン策定支援等に従事。
株式会社野村総合研究所(NRI)
経営戦略コンサルティング部門
下松 未季
2016年入社。入社後OJTで幅広くプロジェクトを経験したのち、ヘルスケア、特に介護領域を専門領域として追求。4年目で数億円規模の案件のプロジェクトリーダーも経験。プライベートでは社内団体「野村走研」に参加し、全国のマラソンに参加。
株式会社野村総合研究所(NRI)
経営戦略コンサルティング部門
徳重 剛
銀行、医療系ベンチャーのCOOを経て2010年にNRIに入社。オープンイノベーション、ビジネスインキュベーション、ベンチャー政策を専門に活動。近年は豊富な経験を活かし外部パートナー共創、顧客競争領域に進出。
第一部:オープニングセッション
司会の山中様より、本セミナーの目的、登壇される者ご紹介をしていただきました。
本セミナーの目的は「経営戦略コンサルの仕事のリアル」「NRIのリアル」をお伝えすること。
一般的なイメージでしか捉えられていないコンサルキャリア開発の全体観や社員の方のキャリア構築論から、コンサルという仕事の解像度を上げていただく、さらにNRIの魅力を知ってもらうことが目的となっています。
山中様は、本セミナーの参加学生には以下のような状態になってほしい、と話されていました。
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コンサルタントを志望する上で、リアルな判断材料を獲得している状態
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NRIのリアルを知ってもらい、より正しく認識している状態
第二部:コンサルタントとしての
キャリア開発セッション
司会の山中 幸輝様に「コンサルタントとしてのキャリア開発」についてお話しいただきました。
山中様はNRIの採用担当で、入社13年目。4年間企業再生系プロジェクト、7年間は人事制度中心の企業変革に携わり、その後人事に参画しています。
冒頭3つの問いを学生に対して投げかけておられました。
以下、山中様ご講演内容になります。
Y様が学生に投げかけた三つの問い
「ファームに就社したいのか」「コンサルタントに就職したいのか」「コンサルタントに成りたいのか」
自分がどのモチベーションでコンサルに興味を持っているのかによって、会社を選ぶ際の判断軸や得るべき情報は変わるため、それを今一度自分に問いかけて欲しいです。
まずは「ファームに入社したい」人には、NRIが「未来社会創発企業」であり、未来何が起こるかわからないから、それを自分たちで創っていこう、というマインドの組織だと知ってもらいたい。
NRIは「未来創発」企業である
次に「職種としてコンサルタントに就きたい」人へ。
コンサル志望の学生からよく重視する点として聞かれるのは「成長」や「高い専門性」。一方NRIでは、「他者貢献起点の自己成長」に重きが置かれます。
高い専門性や自己成長自体はあくまで手段であり、それらを活かしていかに問題解決、変革実現をするか。これらに比重を置いてあくなき向上心を持つ人にNRI入ってほしいです。
NRIで求められるのは「他社貢献起点」の自己成長
最後に「コンサルタントになりたい」人へ。
一人前のコンサルタントへの経験を積めるかどうかは、組織・人材に対しての捉え方で変わります。
外資系コンサルでは新卒は3年など短い期間での離職が当たり前の組織構成をとっているため、特定の能力を持っている規定された人材を求めます。
一方NRIはある程度長い在職期間を前提に「コンサルタントとして成長させていく」。そのため、入社後もあえて役割は規定せず、コンサルタントとして多角的な成長経験を積む上では絶好の環境になっています。
外資系コンサルファームとNRIの違い
次に、NRIでコンサルタントをすることの面白さを三点です。
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仕事・他者挑戦の面白さ
特に政府から民間の大企業まで幅広く支援を行うため、業界や社会の最先端の重要課題の解決ができます。また、絵に描いた餅に終わらせず時には実行支援までできる幅広さに面白さがあります。
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キャリア開発
長期的な目線で自分がどうなりたいかを考えた上でのキャリア開発ができます。シンクタンクに戦略コンサルティングから事業投資、事業運営まで、NRIでの挑戦機械は幅広く、個人のwillを常に聞く文化があるため、個々人のユニークなキャリアを歩むことができます。
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社会課題解決
産官学の連携での社会課題解決に携わることができます。また官民横断でのルールメイキングという上層からのアプローチもできるため、多角的に社会課題に携わることができます。
NRIの3つの魅力
次に、NRIのコンサルタントの優位性を、企業理念とコンサル理念の二つに分けてお話します。NRIのプロポジションはその思想・考え方にあります。
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企業理念
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新しい社会のパラダイムを洞察し、実現を担う
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未来を見据えて、理想のあり姿を考えて顧客を導く姿勢
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お客様とともに栄える
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自分たちだけ利益を得られればいいわけではない、顧客を深く理解してwin-winを創る姿勢
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コンサル理念
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現地現物
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長期にわたるお客様との信頼関係を活かした、顧客ごとの課題起点での、テーラーメイド型のコンサルティング
NRIの優位性はその思想・理念にあり
これらの未来志向と顧客志向に基づいた、実効性の高い「インパクト主義」のコンサルティングの実現を大事にしているのがNRIの特徴です。
さらにNRIコンサルタントの価値を、4つのフェーズに分けてお話しします。
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V1:課題の構図を見極める
お客様自身も明確化できていないことが多い課題の構造を改めて見直す
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V2:変革の道標設定
課題の構図を捉えた上で、絵に描いた餅ではなく、「実行できる」道標を設定する
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V3:意思決定の演出
構図を見極めて道標を設定しても、お客様が「実行したい」と心から思わないと動いてはくれない。その意思決定のサポートも行う
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V4:実効性の担保
提案、意思決定ののちに実行・実現していくフェーズでも価値を出す
NRIのコンサルタントが発揮する4つのValue
最後に、より高い価値を実現するためにどうキャリア開発すべきか。
成長のためには「リーダーシップを持って仕事する」ことが大事です。そしてリーダーシップは階段式に積み上がるものではなく指数関数的に伸び上がるもののため、密度の高い経験を多く積める環境が重要です。
リーダーシップは指数関数的に伸びるため、経験の量が重要となる
困難・経験の質については、「挑戦×自責」の環境で経験を積むことが大事です。
NRIでは若手からリーダーシップを発揮できる良質な困難、キャリア課題に沿った挑戦を掴みにいくことができるため、自らなりたいコンサル像を作ってそこを目指すことのできる環境です。
その環境が提供できる理由は外資系コンサル等と異なるその組織構成にあります。
階層ごとのロールで仕事を行う外資系ファームと異なり、NRIは役割を規定せずに各社員に自由な挑戦機会を持たせます。
外資系コンサルとNRIの組織構造の違いは「階層型」か「フラット型」か
プロジェクトリーダーや対外発信、お客様への提案活動など、実際に若手からできる業務内容は幅広く、自分の裁量で何でも挑戦できる風土・文化を提供できるというわけです。
NRIでは若手の内から裁量を持ち幅広く活躍できる
第二部:社員のキャリア紹介セッション
ここからは、NRIでキャリアを積み上げてきた社員の方にご自身のキャリアの振り返りをお話しいただきました。
以下、ご講演者のお話しです。
一人目:佐藤 真理子様
1人目は、佐藤 真理子様にお話しいただきました。
佐藤様は2015年入社の入社7年目。全社・事業・グループ経営戦略からマーケティング戦略まで幅広く経験したのち、伴走型実行支援のプロジェクトを軸としてご活躍されています。
多様なプロジェクトを経験したのちに「伴走型実行支援」を専門に
佐藤様はご自身のキャリアの中で、コンサルでよく言われる「机上の空論」にならないことの重要性を強く感じているそうです。
実経験の中で、3年目に一人で挑んだ顧客ロイヤリティ向上施策プロジェクトについてお話しいただきました。
そのプロジェクトのクライアントである飲料メーカーは、顧客ロイヤリティに課題を感じていました。佐藤様はそのプロジェクトにおいてチームの中でコンサルタントが自分一人であるにもかかわらず、現状の課題特定から新たなロイヤリティプログラムの設計、アプリ設計、実開発から運用フェーズまで一気通貫でご支援されたそうです。
そのプロジェクトの中で佐藤様は、「本当に使われるための徹底的な顧客への寄り添い」の重要性を感じます。アプリ開発に関しては1ページで見切れないような多数の検討項目を検討し、開発中は実店舗の営業を視察しながら実証実験を行い、プロモーション時はチラシの内容まで検討し、ウェブサイトの準備まで行いました。
このように戦略立案から実行支援まで一気通貫でできる支援体制ができること、その中で徹底的に顧客に寄り添いテーラーメイドの提案ができることがNRIの最大の強みであると佐藤様はおっしゃっていました。
一気通貫の支援と顧客に寄り添ったテーラーメイドの提案がNRIの強み
伴走型実行支援という立場でプロジェクトに参画し続けた佐藤様だからこそ気づくことができた「机上の空論にならずに具体の実行まで考えるコンサルティング」の大切さ、
面白さ、そして多角的な挑戦ができるNRIの魅力を語っていただきました。
二人目:駒村 和彦様
2人目には、駒村 和彦様にご登壇いただきました。
駒村様は2007年入社の15年目。若手のうちからレアメタルを軸にプロジェクトマネジメントを経験し、その後ジョージタウン大学にMBA留学。帰国後はイノベーション・スタートアップ支援のグループを自ら立ち上げ、政府のガイドライン策定支援等に従事されています。
実は駒村様は新卒就活において経産省とNRIで最後まで迷っていたそう。NRIにした決め手は「自由度の高さ」だったそうです。自分の入った環境でできることは年々変わるため、仕事が変わった際に自分のやりたい/やりたくない仕事を選べるかどうかが大事と感じ、その点で自由度が高いと思ったNRIに入社を決めたそうです。
その駒村様のイメージ通り、3年目にはすでに自身が専門にしようと決めたレアメタル領域のプロジェクトに一点集中でき、4年目ではプロジェクトリーダーとして案件を自分で回す経験を積み、その後は海外出張系プロジェクトに参画することもできました。
MBA留学後は専門領域を切り替え、自分で新たなグループを立ち上げイノベーションやスタートアップ支援に参画しています。このように自由度高く自分の専門領域を定め直せるのは、入社当初の想定通りNRIの自由度の高さがあってこそできたことだと駒村様は振り返ります。
代表的な注力領域としては産学連携/ルールメイキング/教育/防災・リスクマネジメント/ものづくり×カーボンニュートラル/スタートアップ支援/人材・組織マイノリティー/地域×IT、デジタルガバメントなどがありますが、これら以外にも日々政府からの相談を受けます。
日々ホットトピックである各種の社会課題に取り組めるのも、一気通貫の支援ができ政府との距離が近いNRIだからこその魅力です。
上記の多様な注力領域の他にも、政府から受ける依頼は多種多様である
社会課題についてこれだけ多く長く扱っている分、お客様に提案できることもまだまだ多くある。お客様に寄り添って社会実装や社会課題を解いていくという想いがある方とはぜひ一緒に仕事をしたいと、締めくくってくださりました。