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対象読者と講師
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ローランド・ベルガー 

Speakers

キャリアデザインセミナー
 

Partner Session 2nd

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中野 大亮
株式会社ローランド・ベルガー
パートナー

東京大学法学部卒業。米系戦略コンサルティングファームを経て現職
 

産業材、鉄道・航空、総合商社等を中心に幅広いクライアントに対し、事業戦略、成長戦略、M&A/PMI等のプロジェクト経験を豊富に有する

昨今では、未来構想・長期ビジョン、新規事業量産、PoC、スタートアップ連携といったテーマに数多く取り組んでいる

​目次

四人目:徳重 剛様

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4人目には、徳重 剛様にご登壇いただきました。

 

社会人23年目。銀行、医療系ベンチャーのCOOを経て2010年にNRIに入社。オープンイノベーション、ビジネスインキュベーション、ベンチャー政策を専門に活動しています。近年は豊富な経験を活かし外部パートナー共創、顧客競争領域に進出しています。

 

 価値観の根っこにあるのは、「クロスイノベーション」です。大学院生から銀行員、ベンチャーCOO、NRIと多様な経験を積んできたからこそ、「異質なモノ同士の掛け算」が価値を生む瞬間に多く立ち会ってきました。

 

今は大学の研究者と中小企業のマッチングのようなテーマも扱うなど、その行動源泉は健在で、掛け算の妙から価値を生み出していきたいと常日頃考えています。

Sessions

ローランド・ベルガーが掲げる
Entrepreneurship、Excellence、Empathy

ローランド・ベルガーはグローバルな戦略コンサルティングファームで、出自がヨーロッパであるということが特徴的です。

ドイツのミュンヘンという製造業の強い都市を出発点とし、世界に51のオフィスを展開しています。こういった点もあって、ローランド・ベルガーというと製造業とか自動車が強いと盛んに言われますし、強みとして認識していますが、実際には、金融、ヘルスケア、消費財、流通、エネルギー、交通運輸、インターネット、基本的にすべての業界をカバーしています。特に東京オフィスは、ここ数年においてすべての分野で大きな成長をしています。

 

その成長の基盤となっているローランド・ベルガーの風土・文化、それを体現するコアバリューについてお話したいと思います。弊社は長い間、Entrepreneurship(アントレプレナーシップ)、Excellence(エクセレンス)、Empathy(エンパシー)の3つをコアバリューとして掲げてきました。
 

Entrepreneurship(アントレプレナーシップ)は、人から言われたことではなくその人がやるべきだと思ったことをやろう、あるいはその人がアイディアを出して新しいことをやっていこう、ということに、企業としてかなり寛容、あるいは奨励しているということです。新しい道を切り開く、革新的で持続的なソリューションを自ら提案していくといったような姿勢を場として大事にしているということですね。
 

Excellence(エクセレンス)は、サステナブルでありかつ目に見える成果というものを実現していくことにコミットする、抽象的なことに終わらない、きちんと物事が回っていく結果が出せるような仕事をやっていこうということ。
 

加えてEmpathy(エンパシー)は、色々な人の個性を認めながら、あるいは活かしながら、それを持ち寄って組み合わせていくということで、特にこれは組織運営にとても重要だと考えています。
 

我々はこれら3つのコアバリューをかなり大事にしています。ヨーロッパ自体が元々、様々な国があり、言語圏があり、文化圏があるということもありますが、やはり一つ一つが小さくは見えても、それぞれの知恵や特徴を持ち寄って新しいイノベーションを起こしていくというのがヨーロッパの文化で、ローランド・ベルガー全体としての文化です。
 

3つのEを実現するためのコンサルティングスタイル

この3つのEは、顧客への価値というだけでなく、社内に対しても言えることだと思っています。


Entrepreneurship(アントレプレナーシップ)は、想定通りにいろんな提案をするということではなく、より本質的にゼロベースで考えること、抜本的に考えること、クリエイティブに考えるということであり、我々はそれを常に意識しています。もし追加で必要なものがあれば外部から持ってくるし、自分たちが出来ないもので外部の人たちが上手くできるのであれば一緒にやっていくといったような、社内の、あるいは内外の組み合わせを実現できるようなチャレンジを尊重していくということです。そしてそのためには、ジュニアコンサルタントでも、パートナーでも、職位に関係なく、正しくて意味のあることを言った人が勝つ(あるいは正しい)という、フェアな場であることが重要です。
 

Excellence(エクセレンス)は提供価値の最大化ということを意味します。我々にとっての提供価値というのは、我々がいなくなった後でも顧客が動き出せるということであり、そのためのアウトプットは高い品質でなければなりません。

これを実現していくためには、社内として助け合いの風土や徹底的に中継ができる環境を作っていくことが非常に大事です。相談しやすく助け合いが当たり前の文化、尊重ということも含めてですが、そういったカルチャーがローランド・ベルガーにはあると思います。

 

Empathy(エンパシー)は、顧客に寄り添った戦略をつくること、顧客を理解し、顧客の顧客を理解することです。これは、顧客の御用聞きになるということではなく、顧客にとって0から大事なものを組み立てるということであり、押し付けではなく、現場、ミドル、トップそれぞれが納得できるようなものを一緒に考えるローランド・ベルガーのコンサルティングスタイルに繋がっています。
 

根底から考え直し、実はこうなのではないかと大胆に言うところや、その後、顧客だけでも運営していける点を意識していることなどは、実際に顧客から評価されているポイントでもあります。
 

最大限の価値提供ができるような仕掛けづくり

同様に、産休やMBA、出向など様々なキャリアパスというものをライフステージに応じて用意することによって、社員自身が置かれた状況の中で最大限価値を提供できるような制度を作っています。これも多様性を重視してやっていることの表れだと思っています。
 

このような3Eを支えていく制度、環境としては、まずは「正常な労働環境の維持」ということが前提にあります。この業界では以前から、結構タフな商売であるということが言われてきたと思いますが、昨今の流れも含め、やはり正常な労働環境維持のためにITツール等々駆使して、ちゃんと実態を把握していくなど、労働実態に応じてアサインの配慮を行うということを実施しています。
 

また、社員1人ずつにメンターがいて、これをやりたいとか、こういった分野で自分の弱点を克服するためにこういうモジュールをやりたいなど、個々人で希望は色々あると思うのですが、それをしっかりメンターが理解して、どういうプロジェクトにアサインされるべきなのかアドバイスを受けたり、どんなプロジェクトが始まりそうなのかをシェアしてもらったりすることも出来ます。
 

これとは別に師弟制度も存在しており、スターウォーズになぞらえて、「ジェダイマスターとパダワン」という風に、師匠と弟子のような言い方をしています。こういった制度を設けてサイドバイサイドでキャリアをサポートする体制があります。また、ナレッジマネジメントとして、既に過去においてやったようなことをすぐに引き出せるように色々な形でデータベースを用意しています。
 

シニアから見たローランド・ベルガーの2つの魅力

必ずしも新卒向けということではないですが、プリンシパルやパートナーという目線からもローランド・ベルガーは非常にユニークな場であるということを説明したいと思います。私はシニアの採用担当も務めているのですが、シニアメンバーに色々話を聞くと、ローランド・ベルガーの魅力として、プレイフィールドの自由度、オープンなコンサルティングスタイルの2つが挙げられることが多くあります。
 

この業界・この顧客・この機能に集中してやってくれと言われるファームもあろうかと思いますが、我々は自ら価値を出す領域を自ら見定め、その方がやりたいことをサポートする、というスタイルが純度高く設定されています。セクショナリズムに陥ることなく、チーム間でのコラボレーションも活発です。損得勘定なく助け合いながら、全体として大きくなっていくスタイルに好感が持たれているように感じます。


オープンコンサルティングということでは、先ほど述べた事に加えて、この後価値協創ネットワークの章でも触れる通り、内外との連携や社内での連携を推奨し、いろんな知恵をクリエイティブに使っていく点が魅力的に捉えられています。

ローランド・ベルガーというファーム自体も、単純にCEOから上意下達で降りていくということではなく、パートナー数百人が出席するミーティングにおいて、パートナー間でコンセンサスを重視しながら物事を決めていくということが如実にプロセスとして表れているので、オープンな中で議論しながらコンセンサスを得て、それぞれの知見を出し合いながら物事を作っていくというところは、我々の大きな特徴だと思います。

 

東京オフィスが有する価値共創ネットワーク

東京オフィスには価値共創ネットワークというものがあり、現在は40社以上が参加しています。ブロックチェーンやNFTに強い会社、AIの会社やデータアナリティクスの会社、XRでクリエイティブ系の会社、DXの会社など様々な領域に特化した会社と組んでいます。
 

これは何のためにやっているのかというと、1つはヨーロッパオリジンのDNAとして、「未来起点」があります。イメージしてもらえればと思うのですが、大げさに言うと、アメリカだと金融資本市場主義みたいな風土があり、四半期ごとに利益を出していかないと、株主から追いやられてしまうきらいはどうしても強くなりますが、ヨーロッパだと、中長期保有の投資家が多く、ロングタイムで見ている投資家が大半を占めます。そうなると一体どういったストーリーで10年後持っていくかということを深く考えるということが傾向として強くなります。こういった未来起点は一つ重要なヨーロッパのオリジナルDNAということになります。


我々のファームにとって非常に重要なこととして、単純にその企業価値を上げれば良しということではなく、10年間で長期にわたって継続的な価値を提供できるような、それも色々な人たちを巻き込んで成長できるような、そんなエコシステムを作るというのがローランド・ベルガーのモットーだと思ってもらえればと思います。

未来起点に限らず、前述しているように、多様性を重んじて、内外連携を大事にしている点は、間違いなく価値協創ネットワークを支えている文化になります。
 

ローランド・ベルガーが貫くオープンコンサルティングとは

オープンイノベーション、オープンコンサルティングについて改めて説明したいと思います。


戦略コンサルティング会社の資産は人ですので、資産を多く持っている、バランスシートが大きな大資本の会社、というわけではありません。コンサルといっても規模感で全然違いますが、我々は必ずしも大きな会社ではないです。そもそもコンサルとは、バランスシートで事業を行うような業態ではなく、人が知恵を出して、それに対して対価をもらうというビジネスであり、ましてやローランド・ベルガーは規模のみを追求しているファームではなく、成長はしていくけれども、基本的には精鋭組織であり、戦略策定に特化したファームを目指しています。


片方で、今まで戦略は何にも優先される上流であり、全てを決めるものだという風潮があったかと思います。戦略があり、その後戦術が決まっていく、戦略こそが最初にあって、全てを進めることができると思ってきたわけです。しかしそういった風潮も少しずつ変わってきており、ローランド・ベルガーは戦略コンサル業界においてイノベーションを起こしていく、イノベーターになることを8年前から決めて実行しています。


大手では、投資も含めてかなり大規模に行っていて、例えばデータサイエンティストやITサービス、デザインシンキングなど、M&Aや雇入れで内製化しているところが多くあります。しかし我々はそうではなく、外部の仲間と共に戦う形をとっています。
これにより外部の適切な能力を選ぶことができる、協業することができる。かつ外部の人たちと対等なパートナーとして接していくことができます。そのことでビジネスパーソンとしての力量も高めていくことができます。


顧客のためには、一体どんな会社が一番ふさわしいのか、その人たちとはいったいどんな構想で協業をしていくべきなのか、という目利き力と構想力と統合力の3つを養いながら、こういったオープンコンサルティングを進めていきたいと考えています。
 

最も正しい、価値提供の仕方とは何か?
新しいコンサルティングプロダクトを生み出すための
ローランド・ベルガーの構想

先述の背景として、全てを内部に内包していくというやり方は、本当に時代の流れや社会の流れに合っているのだろうか、いや合っていないのではないのかという考えがあります。
 

世の中で求められる能力はどんどん流動化されていきますし、求められる人材もどんどん変化していく中で、その変化にふさわしく組み合わさっていくことの方が、最も正しいビジネスの作り方、価値提供の仕方だと思っています。だからこそ、外側においてパートナリングしていくことによって、最も価値を提供しやすい形を作るということをローランド・ベルガーとしては主導していきたいと考えています。


逆に言うと、ローランド・ベルガーは純粋な戦略コンサルに徹している。我々は、戦略策定に重きを置いて日々それを磨いているということです。そしてそのことが実は仲間を引き寄せる魅力になっているように思います。


能力を内包化している会社は敵もどんどんできてくる。我々のように純粋に戦略にフォーカスしている方が仲間として組みやすいということがあります。

結果として、価値共創ネットワークの社数も増えていますし、それ以外にも協業する会社が増えてきているのが実状です。


外部の非常に尖った強い会社と交わることによって新しい構想というのは生まれていきます。新しいコンサルティングプロダクトという言い方をしていますが、これがまさに戦略コンサルのオープンイノベーションだと考えています。


戦略コンサルティングサービスは、ある程度形は決まってきてしまっていて、場合によっては超高級人材派遣業という風にお客さんから揶揄されることもあります。そんな中で、ユニークな立ち位置のローランド・ベルガーとして、改めて新しい価値を提供することを標榜していきたいと思います。
 

No.1
No.2
No.3
No.4
No.5
No.6
No.7

Introduction 企業紹介

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株式会社ローランド・ベルガー

東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル23階

ローランド・ベルガーは、1967年にドイツで設立されたヨーロッパを代表するコンサルティング・ファームです。


50年に渡り継続的な成長を続け、現在では、日欧米をはじめ、中国、東南アジア、南米、アフリカ、中東など世界35か国に2,700人を超えるスタッフを擁し、グローバル市場で高い評価を受けています。

 

当社の成長と飛躍の原動力は「企業家精神」であり、変革の推進が我々の使命です。常に多様な角度から見つめ、既成概念に対する前向きな挑戦を続けることで、時代の変化と向き合うクライアントに新たなソリューションを提供しています。

 

株式会社ローランド・ベルガーは、1991年に発足したローランド・ベルガーの日本法人です。日本国内における本格的なサービスに加え、ダイナミックに展開するグローバル市場へのアクセスポイントとして、また、日本の市場・産業・企業情報の発信地として世界各国のオフィスと緊密な連携を取りながらコンサルティングサービスを行っています。

 

内外民間企業に加え、政府機関など多くのクライアントとの信頼関係に支えられた長期的な「リレーションシップ・コンサルティング」を実践し、これまでに着実に成果と実績を積み重ねています。

企業情報

Recruit 採用情報

Cooperation process of professional male and female colleagues,business woman in formal su

企業情報

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新卒選考情報

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人事より

本社所在地

東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル23階

 

設立

1991年

 

代表

大橋 譲

 

従業員数

2,700名

選考フロー

ジョブ・プログラム

内定者数

10-15名

 

募集職種

コンサルタント

エントリー

​採用HP

ローランドベルガーは欧州を代表するグローバル戦略コンサルティングファームです。

 

製造業はもちろんのこと、消費財・小売、商社、TMT、ヘルスケア、PEファンドなど幅広い業界の知見を有しています。

 

欧州系コンサルティングファームの特徴として「長期的な視座」と「多様性」の2点が挙げられます。短期的に利益を追う株式至上主義でなく、「長期的な視座」によって全てのステイクホルダーを重視し、クライアント企業の長期的、安定的な経営を実現しています。

 

また、様々な国・文化・宗教の連合である欧州では、企業経営を行っていくために多様な文化・価値感を尊重する考え方が根付いており、ローランド・ベルガーが重視する「多様性」の根幹となっています。

 

この欧州型企業経営の特徴は従来の日本型の企業経営に非常に近く、その点が多くの日本企業からローラン ド・ベルガーが支持される理由のひとつとなっています。

 

欧州系の『価値観』を根底に持ちながら戦略を描き、クライアントと長期的パートナーシップを築き価値を提供しています。

採用情報
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