職種
コンサルタント
選考フロー
ES→筆記試験→一次面接→二次面接→インターン→内定
時期
10月~12月
内定出し(有り/無し)
有り
内定者数
5-10名
【ES】
①質問項目
a-zまでの英文字の中で、他のES提出者が最も選ばないと思うものをひとつ選びなさい。また、その理由を500字で答えなさい
②結果連絡(何日後/手段)
筆記試験と同時に二週間以内にメールで
③評価ポイント
非常に独特な問題。 もちろん最終的な正解者のみが通過する問題ではないが、その思考の過程が重要。 解き方のアプローチも多数存在するため、ここでは割愛。
【筆記試験】
①形式
筆記試験(マーク式)
②内容
前半:数学と国語(数的推理、判断推理) 数学は判断推理・数的推理問題 国語は文章の並び替えや、文意を適切に表した文章を選ぶ問題 後半:企業のオリジナル問題 短い文章の後に「この主張を否定する有力な主張は何か」や「この文の論理を弱める/強めることになる文章を選べ」という問題など。
③時間
90分
④難易度
一問一問の難易度はそこそこ高く長時間であるものの合格基準は決して高くはないように思える。 前半は判断推理や数的推理の対策をしていることでだいぶ有利になるため、確実にかつ高速で点数を稼ぎ、後半に余裕を残すことが賢いやり方のように思える。
⑤結果連絡(何日後/手段)
ESと同時に二週間以内にメールで
【一次面接】
①社員(人数/役職)
1-2名(コンサルタント)
②学生の数
1名
③時間
合計で60分(面接時間は30分ほど)
④面接の進め方
同じ時間枠の学生と待機室に案内され、課題が発表される。 各自で10分ほど問題を考えた後に面接室に呼ばれて面接を行う。
⑤質問内容
特定業界の売上向上問題 業界が各タームで異なるものの、「売上を上げる施策は何か」、「売上の中でどのレバーに注力すべきか」を検討する。 ドラッグストアや家具屋、お菓子などがテーマとして出題。
⑥雰囲気
和やかな雰囲気で行われる。 社員さんとのディスカッション形式で行われる。
⑦結果連絡(何日後/手段)
一週間後、メールで
⑧評価ポイント
売上の要素分解をする問題ではあるが、どのような切り口で分解するか?が重要。 ただ単に人数×単価の場合、人数をさらに年齢や男女で分解するのではなくその問題に最適の分解方法は何か、購入者の属性を考えて分解することが重要。年齢以外にも職業や収入、居住地など幅広い切り口で検討することが求められる。 また、売上向上問題では安易に単価にいかないほうがうまく考えられるケースが多い。
【二次面接】
①社員(人数/役職)
2名
②学生の数
1名
③時間
60分
④面接の進め方
お題が発表され考える時間が5-10分ほど与えられる。 人によっては資料問題もあり。
⑤質問内容
売上向上問題や戦略策定問題 一次面接に比べて表面的な論理よりも市場特性などのバックグラウンドが求められる。 ところどころで面接官の方が「○○だとしたらどうなる?」といった踏み込んだ質問がされる。
雰囲気パートナーの方が面接を担当する場合もあり、少し緊張感がある。
⑥結果連絡(何日後/手段)
一週間以内にメールで
⑦評価ポイント
グラフ問題や面接官の介入の位置づけとして、データをもとに市場や顧客の分析を正しくできるかのSo What的な思考方法が求められる。例えばシェアが多い、少ないは結果に過ぎず、その結果が出る背景にどのような企業戦略の違いや市場全体の動向があるのかを考えることが求められる。
【インターン】
①期間
4日間
②学生の数/所属
20人前後 東大、京大、早稲田、慶応、一橋
③テーマ
個人単位に企業が指定され、その企業の業界内のシェアを向上させる施策の検討
④課題の進め方
初日の最初にジョブの説明が行われ、それ以降は個人ワークを行う。 ⑤4日目にプリンシパルやパートナーの方に対してプレゼンを行う。 二部屋に分かれて行い、その中でワークを行うが、それぞれが別の業界を担当しているため、雰囲気は殺伐とせず仲良く進めることが可能。
⑥社員のかかわり方
一日に数回メンターとなる社員の方がアドバイスをくれる。 そのほかの社員との交流の回数も多く合計で20人ほどと接点を作れる。
会社/社員の印象外資系のトップファームに比べて華やかさこそはないものの抱えている企業や案件はそのほかの外資ファーム同様魅力的な案件が多いように感じた。社員のみなさんは当然フィードバックが適格な印象。
⑦待遇
4万円
⑧評価ポイント
個人ワークであるため、メンターのフィードバックの活用が非常に重要。 他のコンサルのジョブは基本的にチームで行うため、色々な視点や論点が出てくるが個人の場合は行き詰ったり、誤った箇所に時間を使ってしまっていることに気づきにくい状況にある。そうした中で社員のコメントを確実に反映できるかによって合否に大きく差が出る。 「現状に対するFB」のみならず、「どのように進めたらよいか」などの進め方の観点も積極的に質問することが重要だ。実際にコンサルタントとなったときに戦力になるかどうかを見極めるといった意味では実務に近い形式でのインターンである。